ITパスポート講座の講師ブログ

ITパスポート試験の出題内容について

新年、おめでとうございます。
今年も皆さんの資格取得のお役にたてるよう精一杯頑張りたいと思います。

コンピュータの世界はとても速いスピードで変化していますね。
実際の世の中で使われている(サービスとして提供されている)
IT技術の進化は速くて、その変化についていくのはとても大変です。
 
例えば、私が初めて液晶デジタルテレビを購入した5年ほど前は、
テレビ自体に録画できる機種は高価で、かつ、ディスクに保存することもできませんでしたが、
最近は、テレビ自体に録画できるのが当たり前で、後付けのUSB接続のHDDにダビングすることができ、
そこからディスクにダビングも可能で、ネットワーク経由で別のテレビやパソコンで再生することもできるようになりました。

そんな使い方を可能にしているのは新しいネットワーク技術です。
現在、次第に普及し始めましたので、そのうち、ITパスポート試験のネットワーク
あるいは著作権の部分で出題されるようになるでしょう。
 
このように、技術の進化は高速で、そして、それによって可能になることはたくさんありますが、
実際にITパスポート試験に出題されるのは、その中でもかなり普及した事柄に限られます。
そこで毎年、弊社のテキストの内容の5%くらいを入れ替えます。

ここで皆さんにご承知いただきたいのは、変化の速度が速いコンピュータに関する試験といっても、
試験内容のすべてが最新の知識で構成されているというわけではないということです。

毎年5%の内容を入れ替えても、10年前の内容がテキストの半分を占めるんですね。
その変わらない部分というのは、コンピュータに関する基本的な(今後も変わらないであろう)
知識・考え方に関する部分です。

つまり、コンピュータに関する基本的な知識・考え方を知っていれば、
半分の問題に解答できるということです。

こういったことを押さえながら、最新の事柄もできるだけテキストに含めていきます。
しかし、基本的な部分に焦点を当てながら説明をすることで、
皆さんができる限り効率的に合格できるような知識を身につけていただけるように今年も努力したいと思います。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。