ITパスポート講座の講師ブログ

ちょっとなんだかなぁ、と思う増税の理由

皆さん、こんにちは。
ITパスポート講座担当の小野です。
めっきり寒くなりました。体調管理に気をつけましょう!

年末になると税制改革が話題となります。来年は、悲しいかな、所得税増税が目玉ですね! 
政府がこれだけ膨大な借金を抱えているわけですから、
返済するための原資を調達するための増税は避けて通れないでしょう。
そもそも膨大な借金を背負ってしまった理由を考えると「我々現役世代が犠牲にならなきゃいけないのはなぜ?」
と思わざるを得ませんが、我々が選んだ議員さん達が決めたわけですし、
無駄遣いを含む歳出を絞るだけでは解決不能な問題なので、多少の増税も仕方なしというところでしょうか。
もちろん、歳出の徹底的な見直し、公平性の担保はきちんとやってもらうという前提ですが。

でも、増税の理由がなんだかなぁ、って感じですよね。
はっきり「借金が多くて、税収が少ないから、歳出削減だけではたりないので増税します」
と言えばいいのに、「働き方改革が進んで働き方が多様になっていて(フリーランスや自営業の方が増えていて)、
その方が不利にならない税制にします」っていうんです。

そして、「サラリーマンは給与所得控除の分だけ所得が圧縮されて税金が減る仕組みになっている一方、
フリーランスにはこの仕組みがなく、サラリーマンが有利なため、高収入のサラリーマンの給与所得控除を減少させて、
フリーランスの方々と公平にします」と展開します。

んんん?

私はこの展開を新聞で読みました。政府(議員・官僚)が直接言ったのか、
新聞が政府の説明をかみ砕いて解説した形なのかちょっとわからないのですが、
いずれにしても、んんん?です。

だって、フリーランスの方は受け取った報酬から諸経費を引けるじゃないですか? 
そこは何も触れられないですよね? 
皆さんは、今回の税制改正の目的と増税手段のつながりについてどのようにお考えですか?