ITパスポート講座の講師ブログ

信用スコア始まってしまいました…

皆さん、こんにちは!
ITパスポート講座担当の小野です。
はやく夏休みにならないかなぁ!

皆さん、信用スコアってご存じですか?
個人のスマホの使い方などを調べて、その個人の信用力を判断する仕組みです。

例えば、NTTドコモは「ドコモスコアリング」というサービスを始めています。ドコモユーザーの
 (1)ドコモ回線の利用期間
 (2)契約内容
 (3)コンテンツサービス利用状況
 (4)金融サービス利用状況
 (5)携帯料金支払い履歴
から、そのユーザーの信用力を測ります。この5つの要素をレーダーチャートのように均等に扱うかのようなイメージ図が公表されていますが、図の下で「信用スコア算出のために活用する情報は一例です。また、分布についてもイメージとなります」と書かれており(小さい字で!)、(1)~(5)の詳細、そのデータをどのように重み付けするのかといったことは明示されていません。
 
よく言われているのは、(3)(4)あたりの情報が信用スコアにたくさん反映されるのだろうということです。どんなアプリを使っているか? どんなことを検索しているのか? SNSなどでどんな発言をしているか? どんなところによく行くのか(GPS情報)? どんなお金の使い方をしているのか? などなど。

常時持ち歩き、そこにQRコード決済やモバイル電子マネーで決済情報まで蓄積されると、私たちの日常生活がほぼスマホに記憶されているといってもいいでしょう。そのデータを使って私たちの信用力を調べようとするのが信用スコアです。

ドコモでは、ある人がどこかの銀行などでお金を借りようとするとき、借入の契約書の中で「ドコモスコアリングを利用する」ことに同意すれば、ドコモからその銀行にドコモが測ったスコアが伝えられるそうです。ということは、すでにドコモはユーザーの過去の日常生活をデータの形で保有しているはずです。
ITの進化はちょっと恐すぎるところまで来てしまっているのかもしれません…。