ITパスポート講座の講師ブログ

個人版BCPが必要かも

 皆さん、こんにちは!
 ITパスポート講座担当の小野です。
 今日もがんばっていきましょう!

 この夏もいくつかの自然災害が発生しました。被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げます。
 私も2ヶ所でほんの少しだけ直面しました。8月末、長崎出張中に九州北部豪雨に遭ってしまったのと、9月上旬、自宅(千葉市)での台風直撃です。千葉市では観測史上最も強い風が吹き(瞬間最大風速57.5m)、自宅の近くにある東千葉駅のホームの屋根がめくり上がってしまったほどでした。そんな強風だったせいか、自宅に引いている光回線が不通になり、ネットも電話もできない状態に…。
 災害に対する備えとして、ITパスポートではBCPが出題されますが、自宅の通信回線が不通になるという事態に直面して、あらためてBCPの大切さが身に染みた次第です。

 BCPは、基本的には、企業が考えるべき事柄です。企業の経済活動が国民生活を支えているのですから、企業が活動を止めてしまうと私たちの生活自体に大きなダメージを与えるからです。
 しかし、自宅の通信回線が不通になったからといって、通信会社の人がすぐに駆けつけて修理してくれるわけでもありません。復旧するまでの通信手段をどのように確保するかは個人の問題です。だから私たち一般市民も、災害が起こっても、できる限り自分のことを自分でできるような体制を日頃から作っておかなければなりませんね。
 ちなみに、その9月上旬の台風のときは通信会社のサポートセンターも大忙しだったのでしょうか。電話が全くつながらず、そのため復旧させる方法も分からず、不通状態が長く続きました。携帯電話のテザリングでPCをネット接続させることができたため、不便ながらも何とかなりました。冗長化って大切なんだなぁ…。

 他にも衣食住の備えが必要ですね。
 数日間、備蓄した食糧などだけでつなぐことができる状態が必要だと言われていますが、災害がない状態が続くと、どうしても気が緩んでしまいます。
 どこまで準備するかは判断が難しい(家の収納スペースの問題もある)ですが、少なくとも、自分の生活を復旧させるための個人版BCPが必要ですね。また、コツコツ備えを積み増したいと思います。