ITパスポートのスペシャリストによるこっそり裏講義

皆さん、こんにちは!
ITパスポート講座担当の小野です。
湿めっぽい日が多くなってきました。体調管理にはお気を付けて!

コロナウィルス騒ぎによって明らかになったのは、
システムを利用する能力によって生じる格差です。

ここで「システムを利用する」というのは、
システムを通じたサービスを供給する側としてシステムを利用する人・組織と、
サービスを需要する側としてシステムを利用する人・組織を含みます。

1つの典型的な例は特別定額給付金の給付サービスです。
行政側がサービス供給側、住民がサービス需要側です。

行政側はこのサービスを供給するために、郵送により申請を受け付けるか、
コンピュータシステムによって申請を受け付けるかを選択できました。

しかし、多くの自治体では、システムを使うほうが処理時間が長くなってしまうという
あり得ないことが起こりました。住民に入力してもらった情報に誤りがないかどうか
確認するために人手がいるというのです!

通常、システム化する目的の1つはできる限り人手がかからないようにすることです。
そもそも入力した情報に誤りがあるかどうかは人がチェックすることではなくシステムが備えておくべき機能です(重複チェック、ニューメリックチェックなど様々なチェック項目がありますね!)。

急ごしらえのシステムだったのか、別の目的のためのシステムだったのかはよく分かりませんが、入力項目のチェックをしなければならないシステムという時点で、なかなかなシステムです。

ここで一気に申請をさばける状態になっていれば、
もっと早く特別定額給付金も多くの住民のもとに届けられたのでしょうね。

一方、住民側も申請に必要なマイナンバーシステムのパスワードなどを忘れてしまうなど、システム利用の基礎がおろそかになっている状態が明らかになりました。

システムの重要性が高まるほど、ID・PWは忘れてはいけないし、なくしてはいけません。
それができていない状況はなかなか…な状況です。

給付金に限定すると日本は諸外国と比べて完全に後進国でした。
こういった差が諸外国と日本の格差となって表れないことを祈るばかりです。
急事態宣言が解除されたら、多くの職場で出勤が始まりました。在宅勤務を通じて、
せっかくシステムで実施してきた業務がまた手作業に戻らないことを祈るばかりです。

私たちは、いろんなレベルで、無理やりにでもいろんなことを
システム化していかなければならないのかもしれませんね。



小野正芳

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