ITパスポート講座の講師ブログ

キャッシュレス決済の新たな展開?

皆さん、こんにちは。
ITパスポート講座担当の小野です。
暑い日の中、突然涼しい日があったり。絶対に体調は崩さないように!

3つのメガバンクとJR東日本などが、
デジタル通貨や電子マネーの相互利用に向けた検討を始めました。
3つのメガバンクのデジタル通貨をJR東のスイカと連携できるようにする方向です。
3つのメガバンクのデジタル通貨は電子マネーの一種で、要するに、電子マネー同士が
交換できるようになったということです。

これは、名実ともにキャッシュレス社会となるきっかけになるんじゃないかと思います。

というのは、これまでスイカなどの電子マネー決済が増えたといっても、
そこへのチャージの6割はお店のレジや券売機での現金チャージで行われていて、
これまでの実態は、「半分だけキャッシュレス」社会だったかもしれないからです。

そして、ある電子マネーから別の電子マネーあるいは現金への変換はできません。

例えば、スイカにチャージすると、
現金に戻すこともナナコにチャージすることもできません。

でも、「デジタル通貨、スイカ直結」が実現すると、銀行口座のお金が
そのままスイカに移ることになり、現金を介すことがなくなりますし、いったんスイカに
チャージしたお金を銀行のデジタル通貨に戻すこともできるようになる予定だそうです。

日本でキャッシュレス化が諸外国より遅れているのは、おそらくクレジットカードを使いたくないという理由が多いから。クレジットカードを介さずに電子マネーにお金を移動できるようになると、グッとキャッシュレス化が進むかもしれません。

JR側は、少額利用者の利用額を増やせる可能性がありますし、銀行側は、自分たちが発行しているデジタル通貨(まだ使えるお店が少ない)を普及できるし、スイカ側から手数料ももらえるのかもしれません。そうなると、Win-winの関係にあり、世の中のキャッシュレス化をさらに進めることができますよね。

皆さんの生活では、どのくらいのキャッシュレス化が進んでいますか?
私は90%くらいのキャッシュレス化でしょうか…。

電子マネーが使えるお店では電子マネーで決済し、
電子マネーが使えなければクレジットカードで決済します。

財布は持ち歩きますが、決済の時に財布から出すのはクレジットカード。
財布から現金を出す機会は最近めっきり減ってしまいました。

皆さんはどうですか?