ITパスポート講座の講師ブログ

人々を助ける給付金・支援金。ITと絡めて活躍の場を広げよう!

皆さん、こんにちは。
ITパスポート講座担当の小野です。
暑い日の中、突然涼しい日があったり。絶対に体調は崩さないように!

人々の生活を襲ったコロナショック。
個人が自力で立ち直るのは難しいケースがあるかもしれません。

そんな時、助けになってくれるのが公的な給付金。
私たちが頼りにできるのは10万円の特別定額給付金や、
小学校休業等対応助成金(子どもの学校が休みになったために
仕事を休まなければならなくなった時の支援金)が代表例ですね
(この原稿を執筆している時点でまだいただけていないのですが…。
贅沢言ってはいけませんね)。

ただ、これらの支援金だけでは生活を立て直すことが
難しい状況もあるかもしれません。その時に使えるのが
「生活福祉資金貸付制度」。これは私たちの収入が減ったときに、
社会福祉協議会が窓口になって生活資金を緊急に貸してくれる制度で
「緊急小口資金」としてとりあえず10万円貸してくれて、
場合によっては20万円貸してくれます。

さらに「総合支援資金」として
20万円を3回(合計60万円)貸してもらえます。

どちらも無利子で、返済は1年以上あとからでOKという、
「生活の立て直し」を目的としている貸付で、まずは頼りにできる制度ですね!

でも、家賃を払っていると、それだけでは立て直しも難しいのでは?
と思われるケースが生じるかもしれません。
そういう場合には「住居確保給付金」が使えます。

休業で収入が減るなどの条件を満たすと、
国や自治体が家賃の一部を支給してくれる制度で、
原則3か月、最長9か月間、家賃の一部を「もらえ」ます。

例えば、千葉市で3人家族だったら月53,000円まで
補助してもらえるんです(自治体によって金額は異なります)。

家賃全額でないかもしれないけど、
53,000円の補助があるのとないのでは全然違うでしょう!

この制度、残念ながら、持ち家の人には使えません。

ただ、金融庁が金融機関に対して、
住宅ローンの返済について柔軟に相談に乗るよう指示を出していて
しばらくの間利息だけの支払いをするとか、返済期間を延ばすと
いった対応がなされていますから、そういった制度は使えます。

支払いが滞ったりすると、厳密には返済遅延ということになりますが、
ブラックリストに掲載しないようにという指示も出ていますので、
安心して金融機関に相談できます!

あと困るのが、税金の支払いです。
10万円給付金の申請書は家に届かないけど、
税金の請求書はいつも通り届いた(泣)なんて、恨み節も
たくさんあったけど、税金の支払いも一定期間猶予してもらえます。

持ち家の場合、固定資産税を払わなければいけないけど、
これを1年間待ってくれます。

収入が2割以上減った場合というのが条件だけど、無担保・無利子です。

個人事業主の場合には、税額自体が
半分になったりする自治体もあるから、要チェックです!
自動車税の支払いもすでに1年支払い猶予されていますね。

このように、制度は結構あるんです。
ただ、今回は申請から給付までのスピードが問題になって、
これらの給付を迅速に届けることができないケースが多かったのは事実ですね。

やっぱり、オンライン+自動化を何とか進めて、
そこは今後何とかしないといけませんね。

ということでIT系の知識を持っていると、
このあたりで勝負できるフィールドが広がると思います。
頑張って勉強を進めましょう!