ITパスポート講座の講師ブログ

人間vs.コンピュータ

皆さん、こんにちは。
 
最近、刺激的なニュースを知りました。
それはコンピュータが900点満点のセンター試験で387点を取ったというニュースです
(ちょっと古ニュースですみません(^_^;))。

また、そのコンピュータは、全国404の大学への合格可能性80%の合格判定を受けたといいます。
私の頭の中では、「2001年宇宙の旅」でのHALの反乱や「マトリックス」の人間発電所のラストシーンがよみがえりました。
いよいよ私たち人間がコンピュータと対等に接する時代、いや、コンピュータに支配される時代が来るのでしょうか?

センター試験の点数だけでいうと、コンピュータの得点は満点の半分以下ですし、
平均点にも届いていません。まだまだ人間の脅威になる存在ではないとみることもできるかもしれません。

しかしです!
センター試験では同じような問題が出題されることも多いと思いますが、
単なる暗記だけでクリアできる試験でないことは確かで
(朝早くから夜遅くまで受験勉強をしていた高校3年生の頃を思い出すとつらいです)、
コンピュータが考えることができるようになったということでしょう。

現在のようなコンピュータが生み出されてから70年くらいしかたっていないのにです。
つまり、人間が数万年かけてできるようになった学問を70年でできるようになったわけです。

私が20年前に購入したコンピュータのCPUは75MHz、HDDの容量は800MBでした。
今のCPUは3GHzくらいが主流であり、HDDの容量は2TBくらいです。
20年で、CPUの処理能力は40倍に、HDDの容量にいたっては2,500倍にもなっています。

20年でこれだけたくさん覚えることができるようになり、処理速度が速くなっているんですね。

ということは? あと10~20年たったらどうでしょう? 
映画『マトリックス』のように、コンピュータが私たち人間を発電所として使う時代がすぐそこまで来ているのでしょうか。

はたまた、映画『ターミネーター』のように、考えることができるコンピュータの開発者を殺すために、
未来から刺客が送り込まれるのでしょうか。

「人間が想像できることは、人間が実現できる」と言った(といわれる)フランスの小説家の言葉が本当になりそうです。