ITパスポート講座の講師ブログ

増税前の買い物はお得だった?

皆さん、こんにちは。

消費税がアップして1ヶ月ほどが経ちました。
景気そのものが少しよくなった(といわれている)状態で増税することができたらしいので、
心配された景気への悪影響はそれほど生じていないとのことです。

増税前には、まとめ買い・先取り購入される商品
(近いうちに買い換える予定であったため、どうせなら増税前に購入しようということで購入される商品)
もあったため、4月に多少の売上の落ち込みはあるようですが、
当初の想定よりも落ち込み度合いは小さいと報道されています。

とりあえず、大きな混乱がなくよかったですね。

ちょっと話は増税前にもどります。
増税前にはテレビ番組の1コーナーで、「増税前に買うならこの商品!」的な内容で、
増税前にまとめ買いするとよい商品、あるいは先取り購入するとよい商品が取り上げられていました。
店側もそれを狙ってセールを仕掛けていたようです。

番組で紹介された商品が店頭に山積みされている映像もよく流れていましたね。
増税前に先取り購入した方がよい商品の代表は白物家電でした。

冷蔵庫や洗濯機など、よい物であれば20万円程度するような商品です。
3%の消費税アップにより、6,000円くらい値上がりするわけですから、
そりゃ、格好の買い物対象となるのでしょうね。

でも、世の中の価格は需要と供給で決まっています。
重要が高まれば価格は上がるという経済学の大原則を思い出せば、
買うようにあおられている商品ほど買わない方がよい
という正解にたどり着くのは、簡単でしょう。

実際に、白物家電の多くは需要が急激に高まった3月からかなり値上がりしています。
カカクコムなど価格調査サイトを見てみると、
3月には多くの白物家電で10%ほどの値上がりが見られます。
そして、4月に入ると値下がりしています。

例えば、ファミリー用で人気が高い(カカクコムで売れ筋とされている)三菱の冷蔵庫は
2月末に200,000円くらいでしたが、3月末には220,000円くらいまで値上がりし、
4月に入ると210,000円くらいまで値下がりしています。

3月に購入すれば確かに消費税分を節約できたのでしょうが、
それ以上の額を家電量販店やメーカーに払ったことになるわけです。
結局、先取り購入して良かったのか悪かったのかよくわかりませんね。

ただ1つ言えることは、国などに税として支払うのはいやだけれども、
民間企業に払うのならかまわないということでしょうか。
あらためてIT機器(技術)でいろいろ調べた上で買い物しようと思った次第です。