皆さん、こんにちは。
今日はランニングバイクが危ない件に関する話です。
また、この類の話がニュースで話題になるんですね。
ランニングバイクとは、子ども向けの遊具です。
ペダルがなく足で地面を蹴って、走って遊びます。
当然ブレーキもついていません。
ある日、テレビを見ていると、
「ランニングバイクで事故が多発しているので注意しましょう」的な
ニュースが流れていました。
国民生活センターが、「ランニングバイクを坂道で使う際には気をつけて」
と注意したそうです。
なんでも、止まりきれず歩行者などと衝突したり、
転倒したりして、けがをする子どもが後を絶たないそうです。
思わず突っ込んでしまいました。「止まれないのは当たり前だろ!」
最近のメーカーは大変ですよね。
簡易な製品を売り出すと、想定されていない使い方をされて、
ケガしたといった申し出が出てきます。
そうすると、メーカーは先回りして、
「この商品を坂道で使うのはやめましょう。止まれませんから。」
というような当たり前の“注意書き”をしなければならなくなります。
当然、その分だけコストがかかります。
でも販売価格を安易に上げることはできないので、
どこかのコストをカットするか利益を削るかしかありません。
給料をカットすれば従業員の首を絞めますし、
部品を買いたたけば回り回って部品メーカーの従業員の首を絞めることになります。
利益を削れば株主の首を絞めることになります。
というように誰かの取り分を削って、“注意書き”をしなければならなくなってしまうのです。
ブレーキがついていないランニングバイクで子どもを遊ばせる時には注意すべき」
という当たり前のことができれば必要のない“注意書き”のために
給料を減らされる従業員はたまったもんじゃないですね。
まわりまわって自分の首を絞めることにならないように、
サラリーマン(私も!)は、よく考えて商品を使ったほうがよさそうですね。