ITパスポート講座の講師ブログ

合格率の違い

皆さん、こんにちは。

 

今月もITパスポート試験の合格率について、1つ分析をしてみたいと思います。

ITパスポート試験でも出題される散布図を使った相関を示してみたいと思います。

 

 

明らかに学生の場合がばらついていますね。ばらついているからこそ、

ある傾向を読み取ることができます。基本統計量は次のとおりです。

 

社会人 学生 説明
相関係数 0.21440 0.39714 合格者数と合格率の関係を-1~1の範囲で示す。 

-1は負の相関、1は正の相関。

R 0.04597 0.15772 全体のデータのうち何%を説明しているかを示す。
p値 0.18360 0.01097 それが偶然である確率を示す。

 

学生さんの場合、合格者数と合格率の相関が高いことが分かります。

要するに、合格者数が増えた時には合格率が高くなるということです。

しかも、p値が1%ですから、たまたま合格者数と合格率の相関が

高いと計算された確率は1%であるということです。

つまり、99%の確率で相関が高いということがいえるわけです。

 

しかも、学生の場合、合格者は受験者に比例して増えます

(受験者と合格者の相関係数は0.9015、p値も1%です)。

ということは、学生さんの場合、受験者が多い時に受験すれば

かなり合格率が高まるということになります。

 

しかも、その確率は99%です。

 

統計っていろいろなことが分かって楽しいですね。