皆さん、こんにちは。
RAID5について、よくご質問をいただきます。
テキストではパリティを保存することで、
ハードディスクのうちどれかが壊れた場合でも
データを復活できるって説明されているけれども、
もう少し詳しく教えてほしいというご質問です。
RAID-5では、3台以上のハードディスクにデータを保存します。
たとえば、1、2、3、4、5、6という6つのデータがあったとします。
そして、パリティは2つのデータを足したものとします。
それを3台のハードディスクに分散して保存します。
ディスクA | ディスクB | ディスクC | ||
1 | 2 | パリティ(3) | ||
3 | パリティ(7) | 4 | ||
パリティ(11) | 5 | 6 |
3台のハードディスクに分散しますので、
保存したいデータ2つとパリティをワンセットにします。
例えば、上記では「データ1、2、パリティ」をワンセットにしています。
そして、パリティは2つのデータを足したものとしますので、
1つめのセットのパリティは「3」となります。
同じ要領で、「データ3、4、パリティ(7)」をワンセットに、
「データ5、6、パリティ(11)」をワンセットにします。
このあと、ディスクBが壊れてしまったとしましょう。データ2がなくなりました。
しかし、パリティは2つのデータを足したものとしていたのですから、
ワンセットにしていた「データ1、パリティ(3)」から、
パリティからデータ1を引けば、なくなったデータが「2」であることが分かります。
こうすることで、RAID5を構成するディスクの1つが壊れても、
データを復活させることができるわけですね。