社会保険労務士講座の講師ブログ

解釈方法

実力アップ

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の加藤です。

10月も間もなく終わりです。
11月になると、平成30年度試験の合格発表、
受験された方は基準点が気になるところではないでしょうか。

さて、今回は、択一式対策に関することです。

択一式、知識の定着や理解度によって、正解率が大きく違ってきます。
ですので、学習の初期の頃は、問題を解いたときに間違えが多くても、
あまり気にする必要はありません。

ある程度学習が進んだところで、間違えてばかりというような状況であった場合は、
一度、基本を見直しましょう。
それに対して、さらに実力をアップしたという場合、
幅を拡げようとする方がいますが、必ずしも、それは実力アップにはつながりません。

考え方に多面性を持たせるなど、質を上げるということのほうが
実力アップにつながります。

たとえば、保険に関する法律では、不服申立ての制度がありますが、
審査請求をすることができる期間は、法律では、
「処分があったことを知った日の翌日から起算して3カ月を経過したときは、
することができない」
と規定しています。
これって、反対に解釈をすれば、「3カ月以内」であれば、審査請求をすることができる
という意味になります。

この例は簡単なことですが、このような解釈方法を身に付けることで、
応用問題などへの対応力が上がり、得点アップにもつながります。

ですので、学習を進める中で、このような解釈方法を身に付けていきましょう。