社会保険労務士・社労士スペシャリストによるこっそり裏講義

11月も中旬になり、寒い日が多くなってきていますが、
風邪をひかれたりしていませんか?
フォーサイト専任講師の加藤です。

ところで、
先日、平成30年度の社労士試験の合格発表がありました。

択一式の合格基準点は45点でした。
択一式の基準点、受験者の平均点に応じて、毎年度、補正されます。

その平均点は、受験者のレベルがどの程度なのか、問題のレベルがどの程度なのか、
これによって、大きく変わってきます。
問題が難しければ、平均点は下がる可能性が高まります。

そこで、その「難しさ」は、まず、内容ということになりますが、
事例問題など応用問題が出ると、受験者の正解率が下がるという傾向があります。
また、問題のボリュームがあれば、問題を解くのに時間を使うことになって、
すべてを解ききることができないということがあり得ます。

そこで、平成23年度以降の択一式について問題冊子のページ数は
58 55 60 56 64 59 58 61
というように60ページ前後で推移しています。
では、基準点との関係を見るとどうかといえば、各年度の基準点は
平成23年度:46点  平成24年度:46点  平成25年度:46点
平成26年度:45点  平成27年度:45点  平成28年度:42点
平成29年度:45点  平成30年度:45点
となっていて、この程度のページ数の違いだけでは、直接的には基準点に影響を
及ぼしていないように見えます。

この7年間の基準点は、平成28年度を除き、45点か、46点となっています。
そうすると、平成28年度の基準点が低い理由はなんなのか?という疑問が
出てきますが、要因は1つではないでしょう。
ただ要因の1つとして考えられるものがあります。
出題形式です。
平成26年度以降「個数問題」と言われる問題が出題されるようになりました。
「誤っているものはいくつあるか」というような形式の問題です。
この形式、平成28年度と平成30年度は7問ありました。
他の年度は3、4問です。
「個数問題」は、すべての記述の正誤が判断できないと、正解することができません。
もし5つの記述がすべて簡単なものであれば、それほど難しくはないのですが、
難しい記述が1つ、2つ含まれるだけでも、レベルが高くなります。
ですので、その出題状況によって基準点に影響を与えている可能性はあります。

ということで、この「個数問題」が出たとき、どのように対処するのか、
例えば、「捨て問と考える」、「とりあえず、後回しにする」、「できるだけ絞りこんで、
後は勘」など、
対策を考えておきましょう。



加藤光大

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