社会保険労務士講座の講師ブログ

平成30年 障害者雇用状況の集計結果

出題される可能性あり!

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の加藤です。

GW、長い休みも明日で終わりです。
有意義に過ごせましたか?

さて、今回は、「平成30年 障害者雇用状況の集計結果」についてです。

この集計結果は、選択式で出題されたこともあるので、
概要は知っておいたほうがよいでしょう。

そこで、民間企業における平成30年の雇用障害者数と実雇用率について、
雇用障害者数は53万4,769.5人、対前年7.9%(3万8,974.5人)の増加、
実雇用率は2.05%と対前年比0.08ポイント上昇となっています。
これは、いずれも過去最高を更新しています。

このように「過去最高」なんていう点は、押さえておきましょう。

ただ、過去最高を更新という状況にもかかわらず、
法定雇用率達成企業の割合が45.9%と対前年比4.1ポイント減少となっています。
これって、不思議?と思ってしまうことがあるかもしれませんが、法定雇用率は
見直されることがあり、平成30年4月1日に改定されています。
「2.0%」だったのが、「2.2%」になったのです。
そうすると、従来達成していた企業でも、未達成になってしまうということがあります。
そのため、達成企業の割合が減少したという状況になってしまうのです。

この点は、ちょっと注意しておいたほうがよいでしょう。

労働経済については、すべてを押さえることは無理です。
ですから、優先度の高いもの、これを優先します。
障害者雇用状況は、最優先とはいえませんが、優先度は高いほうですから、
繰り返しになりますが、概要は知っておきましょう。