社会保険労務士講座の講師ブログ

雇用保険率

令和2年度が始まりました。
フォーサイト専任講師の加藤です。

3月までとは生活が大きく変わったという方、いるでしょう。
年度が替わるタイミングで転勤のため引っ越しをしたとか、
お子さんが入園・入学したりなどの影響で、色々と変わることがあります。
その上、新型コロナウィルスの影響もあり、
通常とは生活が大きく変わってしまっているということもありそうですね。

そんな中、勉強を進められているでしょうか?

さて、今回は雇用保険率に関してです。
雇用保険率は、平成29年度から平成31年度まで暫定的に
各年度における基本となる率が引き下げられていました。
この引下げが令和3年度まで継続されることになりました。
その上で、令和2年度は、令和元年度と同様に弾力的変更の規定が適用され、

一般の事業:9/1000
農林水産の事業:11/1000
清酒製造の事業:11/1000
建設の事業:12/1000

となっています。
これは、令和元年度と同じです。
ですので、
「令和元年度」の確定保険料を計算する場合も、
「令和2年度」の概算保険料を計算する場合も、
同じ率を使えばよいということです。

では、新型コロナウィルスに感染しないよう気を付けてください。