社会保険労務士講座の講師ブログ

問題と仲良くする!

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の加藤です。

4月、5月、新型コロナウィルス感染症の影響で、生活がいつもと違う状態
だったという方、たくさんいたでしょう。
そのため、勉強が思うように進んでいないということがありそうです。

この時期は、アウトプット、問題を解く学習を中心に進めていることが多いのですが、
知識はあるのに、正解に結びつかないことがあります。

単純にミスが多いとか、勘違いをしてしまうというようなことが
原因のことがありますが、これらであれば、修正は、そう難しくはありません。

ただ、法令や問題の内容に納得できないと考えてしまう、
例えば、ある規定をみて、この規定は、理不尽だとか、不公平だとか、
この規定は、おかしいとか、考えてしまうというようなことであれば、
急ぎ修正が必要です!

実際にそのような方いますが・・・
こうなってしまうと、理解は進まないし、問題を解いて、
これはおかしいなんて判断をしてしまうことがあり得ます。

問題って、結局のところ出題者がどういう意図で出したのか、
そこがポイントで、それを読み取れるかどうかが大切なのです。

問題を解くほうの解釈で正誤が決まるものではありません。
出題者がどう考えて出題したのか、それによって正誤が決まります。
ですので、正解するためには、
出題者の意図することが何なのかを見極めることが重要なのです。

法律や問題とケンカするとでもいうのでしょうか、
自分の考えや解釈を優先してしまうと、正解率が下がり、
合格にはつながらなくなってしまうこともあり得ます。

ということで、法令の規定や問題、納得するかしないかは、
試験対策としては置いといて、実際の試験では、
出題者の意図をしっかりと読み取れるようにしましょう。