社会保険労務士講座の講師ブログ

答えと同じ!

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の加藤です。

勉強は順調に進んでいるでしょうか。

さて、今回は、選択式の対策についてです。
選択式は、わかっていながら正しい選択肢を選べず間違えてしまうということが
ありがちです。
その原因はいろいろあるのですが、その1つとして問題文に惑わされる
ということです。

例えば、平成30年度の雇用保険法の問題、

雇用保険法第14条第1項は、「被保険者期間は、被保険者であつた期間のうち、
当該被保険者でなくなつた日又は各月においてその日に応当し、かつ、当該被保険者
であつた期間内にある日(その日に応当する日がない月においては、その月の末日。
以下この項において「喪失応当日」という。)の各前日から各前月の喪失応当日まで
さかのぼつた各期間(賃金の支払の基礎となつた日数が11日以上であるものに限る。)
を1箇月として計算し、その他の期間は、被保険者期間に算入しない。ただし、当該
被保険者となつた日からその日後における最初の喪失応当日の前日までの期間の日数
が( A )以上であり、かつ、当該期間内における賃金の支払の基礎となつた日数
が( B )以上であるときは、当該期間を( C )の被保険者期間として計算
する。」と規定している。

被保険者期間に関するもので、基本中の基本です。
しかし、正解できていなかった受験者がある程度います。
この問題の空欄のうちBの答えは「11日」です。
この数字、問題文の中に記載されています。
これに騙されることがあるのです!
答えとなる語句とまったく同じ語句が問題文に記載されているということがあります。
そうすると、空欄の答えにはならないだろうと考えてしまうことがあります。
それによって間違えるのです。

ただ、このような出題は過去に何度もあるので、騙されないようにしましょう。