社会保険労務士講座の講師ブログ

1点を捨てる勇気

7月は明後日で終わりですね。
8月になると、令和4年度試験の受験申込みをした方には、受験票が届くでしょう。
フォーサイト専任講師の加藤です。

さて、今回は試験当日、実際に試験を受けている時のことです。

択一式試験の問題、かなりのボリュームがあります。
そのため、全ての問題を解くには、かなり時間がかかります。
試験の終了時間ギリギリになってしまうということもあり得ます。

では、択一式試験70問のうち69問は解き終えて、マークシートの記入も終わった。
残り1問。
残り時間5分。
この状況で、マークシートへの記入が正しいかどうか、確認ができていない。
残り1問を解くか、マークシートを確認するか、
どっちを優先しますか?

実力はあるのに残念な結果になってしまうことがあります。
その原因は色々ありますが、その1つに「マークミス」があります。
マークする位置を間違える、
問題を一つ飛ばしてマークしてしまうとか、
1つの問題に2箇所マークしてしまうとか、
解答を変えたときの消すべき箇所を消していなかったとか、
さらに、個数問題で、誤ったものの数なのに、正しいものの数をマークしてしまうとか、
組合せ問題で、誤ったものの組合せなのに、正しいものの組合せをマークしてしまう
とかあります。
最後に、しっかりと見直しをすると、このようなミスを防ぐことができます。

もし見直しをせず、マークミスが複数あれば、それだけ点を失います。

残り5分、解き終えていない問題があっても、
マークミスがないかの確認、これを優先することで、得点を失わないで済み、
合格基準点に届くということがあります。
ですので、確認、これは必ずしましょう。