社会保険労務士講座の講師ブログ

高齢化率

8日(土)か10日(月)まで3連休だったという方、多いのではないでしょうか。
フォーサイト専任講師の加藤です。

3連休、どのように過ごしましたか。
合格発表の直後だったので、合格していたかどうかで、過ごし方が違ったでしょう。

さて、今回は「高齢化率」の話です。

毎年、総務省統計局が、「敬老の日」(今年は9月19日)を迎えるに当たって、
統計からみた我が国の65歳以上の高齢者のすがたについて取りまとめまたものを
公表します。
今年の公表では、
「総人口が減少する中で、高齢者人口は3627万人と過去最多」
「総人口に占める割合は29.1%過去最高
とありました。
この総人口に占める65歳以上人口の割合を「高齢化率」といいます。
「高齢化率」、1950年には5%に満たなかったのですが、その後、年々上昇し、
2000年には17.4%、2005年に20%を超え、2020年には28.6%と
この20年間で10%以上上昇しています!
まだ、30%を超えてはいませんが、近いうちに超えるでしょう。

「まだ、30%を超えてはいない」という点は、試験対策上、知っておく必要があります。
「高齢化率」に関しては、過去に何度か試験で出題されたことがあるからです。
例えば、平成27年度には、
日本の高齢化率(人口に対する65歳以上人口の占める割合)は、昭和45年に
7%を超えて、いわゆる高齢化社会となったが、その後の急速な少子高齢化の
進展により、平成25年9月にはついに25%を超える状況となった。
という出題がありました。
これは正しい内容です。
ピンポイントの数値までは論点にしていませんが、おおよその割合を知らないと
正誤の判断ができない問題です。
この出題は択一式でしたが、最近の出題傾向を考えると、
選択式で出題されるということもあります。
ということで、この数値おおよその割合は覚えておきましょう。