社会保険労務士講座の講師ブログ

厚生労働白書

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の加藤です。

2週間ほど前に合格発表があり、結果がはっきりしたことで、
来年度の試験に向けて本格的な勉強を始めたという方、いるのではないでしょうか。

さて、先月、「令和4年版 労働経済の分析」(労働経済白書)と「厚生労働白書」が
公表されました。
一時期、白書の公表が不規則となり、公表されない年があったりしましたが、
昨年と今年は、いずれも公表されました。

ところで、皆さん、白書は学習しますか?
勉強しないと合格することができない
とは言えませんが、白書の学習は選択対策につながります。
そこで、
白書の学習、色々な方法がありますが、
超直前期にまとめて勉強するという方法、お勧めしません。
超直前期には、他にもっとすべきことがあるので、それをすべきだからです。

では、いつなのかといえば、科目にリンクさせるのが効果的です。
例えば、「令和4年版厚生労働白書」には、「若者も高齢者も安心できる年金制度の確立」
という章があり、年金制度の施策(近年の改正や動向)が記されています。
この箇所を年金の勉強をする際に目を通すと、年金の勉強と白書の対策を同時並行で
進められ、理解も深まり、効率的な勉強ができます。

他にも「育児・介護休業法」に関する記載や
医療保険や介護保険に関する「国民が安心できる持続可能な医療・介護の実現」
とか、様々な施策に関する記載があるので、それぞれ関連する法令とリンクさせると
よいです。

ちなみに、白書は、購入しなくとも、厚生労働省のホームページから見ることができます。