社会保険労務士・社労士スペシャリストによるこっそり裏講義

昨日まで3連休という方、多かったのではないでしょうか。
どのように過ごしましたか?

フォーサイト専任講師の加藤です。

平日は忙しくて勉強をする時間がないなんていう方なら、
きっと勉強を進めたのでしょうね。

さて、今回は、労働基準法の年次有給休暇についてです。

労働基準法のテキストのP168のチェックテストに
「労働者が年次有給休暇を半日単位に請求しても、労働基準法第39条第1項に
規定する年次有給休暇は1労働日を単位とするものであるから、使用者は労働者
に半日単位で付与する義務はない」
という問題があります。

この問題は正しいのですが、
「半日単位で請求したのであれば、半日単位で付与しなければならないのでは」
と考えてしまう方がいるようです。

年次有給休暇の付与は、1労働日を単位とすることが大原則です。
ただし、
労使協定を締結した場合には、「時間単位」で付与することが認められています。

つまり、これら以外の単位である「半日単位」については、法定されていないので、
使用者には半日単位で付与する義務は生じません。

ただ、従来からの取扱いとして、労使協定の締結などをしなくとも、
労働者が「半日単位」での取得を希望して時季を指定し、これに使用者が同意した場合
であって、本来の取得方法による休暇取得の阻害とならない範囲で適用される限りに
おいては、むしろ年次有給休暇の取得促進につながると考えられるので、半日単位で
付与することが認められています。

ちなみに、「時間単位」として半日分の休暇を取得するというのと「半日単位」というのは
異なるものです。

それでは、今回は、これまでです。

勉強、がんばってください。



加藤光大

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