社会保険労務士講座の講師ブログ
男女共同参画白書

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の加藤です。

令和3年度試験まで、あと46日です。
勉強は進んでいますか?

さて、今回は、「白書」についてです。
社会保険労務士試験に関連する白書の代表といえば、
「厚生労働白書」と「労働経済白書」が挙げられます。
ただ、これら以外の白書も出題されたことがあります。
平成25年度試験では、「高齢社会白書」と「男女共同参画白書」が出題されています。
「男女共同参画白書」は、平成29年度試験でも出題されています。

この2つの白書、令和3年版が先月公表されました。
白書が出題されるときは、ほとんど前年版です。
そのため、令和3年版は令和4年度試験向けと考えてもらって構いません。
令和3年度試験に出るとしたら、令和2年版です。
例えば、令和2年版に、
令和元(2019)年の女性の非正規雇用労働者の割合は56.0%で,前年に比べてやや低下。
という記述があります。
令和3年版では、
令和2(2020)年の女性の非正規雇用労働者の割合は54.4%で,前年に比べて低下。
とあります。
割合が微妙に違っています。
ただ、この程度の違いを論点にする(置き換えて誤りにする)ということは、
まず、ないので、気にする必要はありません。

労働経済、このような割合などを論点とすることがよくありますが、
誤りにするときは、ほんのわずかな違いにするということはありません。

ですので、労働経済、数字はざっくりとしたものを覚えておけば大丈夫です。