危険物取扱者乙種4類講座の講師ブログ

給油取扱所とは②

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の姥谷です。

前回は、給油取取扱所のうち一般的な
「ガソリンスタンド」についてご紹介しましたので、

今回は、給油取扱所のうち
セルフ型給油取扱所について見ていきたいと思います。

給油取扱所のなかでも顧客に自ら給油等させる給油取扱所を
セルフ型給油取扱所(セルフスタンド)といいます。
位置や構造については、給油取扱所と同じですが、
設備や取扱いについて以下のような特徴があります。

○設備
▪セルフスタンドである旨の表示を見やすい場所に掲げます。
▪自動車の停止位置を表示します。
▪ホース機器等の使用方法・危険物の品目を表示します。

危険物の品目の表示文字・色
▪ガソリン「ハイオク」………黄
▪ガソリン「レギュラー」……赤
▪灯油……………………………青
▪軽油……………………………緑

①給油設備
地震時に危険物の供給を自動停止する構造にします。
給油量や給油時間の上限を設定できる構造とします。
ガソリン及び軽油相互の誤給油を防止することができる構造とします。

固定給油設備には、顧客の運転する自動車等が
衝突することを防止するための対策を施さなければなりません。

②供給ノズル
供給時に人体に蓄積されている静電気を除去する構造とします。
自動車等のタンクが満杯になった場合、給油を自動停止する構造とします。

○取扱い
▪顧客用固定給油設備以外の設備で顧客自ら給油させてはなりません。
この取扱いについては表示もされます。
▪顧客用固定給油設備でも顧客自らガソリンを容器へ詰め替えることはできません。
▪顧客の給油作業等を監視し必要な指示が行えるようにします。
▪顧客の給油作業等が終了したときは給油等を行えない状態にします。

セルフ型給油取扱所を含めて、給油取扱所は、他の製造所等と異なり、
比較的我々が身近に利用する機会の多い施設かと思います。

利用する機会があれば、
前回と今回でご紹介した内容を確認してみてください。

今回は、給油取扱所のうち「セルフ型給油取扱所」についてご紹介しましたので、
次回は、取扱所のうち「販売取扱所」についてご紹介していきたいと思います。