危険物取扱者乙種4類講座の講師ブログ

試験の実施状況

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の姥谷です。

前回は、取扱所のうち販売取扱所についての過去問をご紹介したことで、「場所に関する規制」を一通り見てきたことになりますので、次の学習テーマに入る前に今回は、試験の実施状況について見ていきたいと思います。

危険物取扱者の試験については、一般財団法人消防試験研究センターが、毎年4月から翌年3月までを1年間として、試験の種別ごとに申請者数、受験者数、合格者数及び合格率についてデータを公表しています。

このデータによると、令和元年度の危険物取扱者の試験全体では、年間30万人を超える申請者数で、そのうち約25万人が乙種4類の申請者になります。

申請者数は、平成30年と比較すると減少していますが、依然として多くの人がこの試験を受験しようとしているといえるでしょう。

また、令和元年度の合格率は、38.6%となっており、これも平成30年度の合格率(39.0%)と比べると微減していますが、一定の合格率を保っています。

この数字を高いとみるか低いとみるかは、人それぞれですが、試験自体は、3科目ごとに60%以上の正解で合格することができる絶対評価の試験です。

絶対評価の試験ですので、他の受験生がライバルというよりも、試験対策として、やるべきことを間違えなければ、比較的短期間で合格できる試験だといえるでしょう。

その他の試験の実施状況についての詳細については、以下のURLからご確認いただけます。
https://www.shoubo-shiken.or.jp/org/result31.html

今回は、試験の実施状況をご紹介しましたので、次回は、次のテーマである「その他の規制」についてご紹介していきたいと思います。