みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の姥谷です。
前回は、「事故時の措置」についての過去問を紹介したことにより、
危険物に関する法令については、一通り学習テーマについて触れてきたことになります。
しかし、一つの学習テーマについては、
このブログにおいてご紹介していませんでした。
そのテーマというのが「各種設備」です。
この「各種設備」とは、以下の設備を指します。
①消火設備
②警報設備
③避難設備
危険物取扱者の試験においては、
上記3つのうち①消火設備と②警報設備の2つが主に出題されます。
とくに①消火設備の「消火」というのは、法令科目だけでなく、
「基礎的な物理学及び基礎的な化学(物化)」と「危険物の性質並びに
その火災予防及び消火の方法(性消)」においても出題されます。
つまり、「消火」というのは、
この試験における3科目全てにおいて出題されるものであり、
危険物取扱者になるためには、必須の知識ということになります。
この法令科目において「各種設備」について、
ご紹介しなかったのは、今ここで学習するよりも「物化」と「性消」の
2科目を学習してからの方が分かりやすい点があるからです。
基本的にみなさんは、テキストの前から順番に学習していくことになると思いますが、
場合によっては、他の科目の知識がある方が分かりやすいということもありますので、
そのテーマで行き詰まったとしても1回目の学習では、軽く読み飛ばして、
とにかく先に進むということも重要になります。
学習において完璧主義に陥ってしまうと、
かえって試験合格までの道のりが遠くなってしまうため注意が必要です。
次回も引き続き学習方法についてご紹介していきたいと思います。