危険物取扱者乙種4類講座の講師ブログ

学習方法②

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の姥谷です。

前回に引き続き今回も学習方法をご紹介したいと思います。

前回は、他の知識がある方が学習効率が高まることもあるので、
とにかく学習を先に進めて立ち止まらないこと、完璧主義に陥らないことが
重要である旨についてお伝えしました。

この試験においては、各科目の6割が合格基準に設定されているため、
多少分からないテーマが出題されても十分合格を狙うことができます。

したがって、学習する目的は、
いかに効率的に学習し短期間で合格するか」ということにあります。
あくまで学習することは、試験合格のための手段であって、
学習することそのものが目的になってはいけません。

そのため、「ここは、今のところよく分からないから付箋をつけて、
他の科目を学習した後に見直してみる」というように時間をおいてから改め
そのテーマを見返してみるのも良いかもしれません。

学習を繰り返し行うことで、その分からないという部分が徐々に減っていきますが、
どうしても分からない部分が残ることもあると思います。

その場合でも、「これだけ勉強しても分からないから仕方がない」、
「ここは、試験で出ても捨てる」、
「このテーマは、自分が受験するときには出題されない」というように
いわゆる「割り切り」の心構えを持てるかということが試験に臨む上で重要になります。

この心構えがないと実際の試験で自分が苦手とするところが出題されてしまった場合に
焦りの気持ちが大きくなり、本当に得点しないといけないサービス問題も取りこぼして
しまうといったことにもなりかねません。

また、焦りの気持ちが出てくると試験時間が気になりますが、
この試験では、120分で35問を解答することになりますので、時間の余裕があります

そのため、普段の過去問演習の時から、1問当たり、
2分30分というように解答時間の設定をしておき、時間を意識しておくと良いでしょう。

なお、本試験では、過去問そのものといえるような出題も見られますので、
分からない問題でも答えだけを覚えておくことで得点できることがあります。

次回からは、「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法(性消)」の
科目についてご紹介していきたいと思います。