みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の姥谷です。
前回までは学習方法について触れてきましたので、
今回からは、「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」に
ついてご紹介していきたいと思います。
危険物取扱者の試験は、3科目ありますが、
いずれも正式な試験科目の名称か長いため、略称が用いられます。
「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」については、
「性消」と略されることが一般的です。
確かに正式な試験科目によって、その試験内容については、
よく分かりやすいですが、この記事では、略称を用います。
この「性消」においては、以下のように大きく4つのテーマから出題されます。
①危険物の分類
②第4類の共通事項
③第4類の各物質の特徴
④事故事例と対策
なお、乙種4類以外を受験される場合は、
②第○の共通事項、③第○類の各物質の特徴ということで、
各種特有の内容が出題されることになりますが、
①危険物の分類と④事故事例と対策については、
どの種別の試験を受験しても出題される共通のテーマになります。
また、すでにご紹介したように「消火」というテーマを学習する上では、
各物質の「性質」を理解することが効果的であり、
他の科目の知識にもつながってきます。
とりわけ「性消」は、暗記要素が強いのが特徴ですが、
過去問と類似の問題も出題されやすいため、過去問対策が非常に重要になってきます。
物質ごとにすべての性質を暗記するのは、大変ですので、
試験で問われているところを中心に学習していきましょう。
今回は、「性消」に関する出題テーマの概要をご紹介しましたので、
次回からは、「危険物の分類」ついてご紹介していきたいと思います。