危険物取扱者乙種4類講座の講師ブログ

危険物の分類に関する過去問②

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の姥谷です。

前回は「危険物の分類」の過去問を紹介しましたが、
今回も引き続き「危険物の分類」についての過去問を見ていきたいと思います。

次の性状を有する危険物の類別として、正しいものはどれか。

「この類の危険物は、多くは不燃性であり、
無色または白色の固体である。分子中に酸素を含んでおり、
加熱、衝撃、摩擦等により分解し、周囲の可燃物の燃焼を促進する。」

1.第1類の危険物
2.第2類の危険物
3.第3類の危険物
4.第5類の危険物
5.第6類の危険物

この問題は、前回の問題と異なり、まず、性状が示され、
それに該当する危険物の類別を判断するというタイプの問題です。

そのため、示されている性状から、特徴を読み取っていき、
消去法を用いて、第何類の危険物であるかを絞り込んでいくのか効果的です。

そこで、前回ご紹介した以下のポイントを思い出してみてください。

「各類の可燃性の有無、固体・液体の違いという基本的な特徴は必ず覚えるべき点」

まず、可燃性の有無ということですが、
本問では、「不燃性であり・・・」とありますので、その性状から、
第1類または第6類のいずれかの危険物であることが分かります。

次に個体・液体の違いということですが、
本問では、「無色または白色の固体・・・」とありますので、
その性状から、第1類の危険物であることが分かります。

したがって、正解は、選択肢1になります。

このように出題のされ方は、前回の問題と異なりますが、
問われているポイントは同じです。

今回は、「危険物の分類」の過去問についてご紹介しましたが、
次回は、「第4類の共通事項」についての過去問をご紹介していきたいと思います。