危険物取扱者乙種4類講座の講師ブログ

第4類の共通事項に関する過去問①

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の姥谷です。

前回は「危険物の分類」の過去問を紹介しましたが、
今回は「第4類の共通事項」についての過去問を見ていきたいと思います。

これから、本格的に第4類の個別の危険物の特徴を学習していくに当たって、
その前提となる知識を確認しておきたいと思います。

第4類の危険物に共通する性状について、正しいものの組合せはどれか。

A.すべて分子内に酸素を含有している。
B.すべて20℃で水溶性の液体になる。
C.すべて比重は1より小さい。
D.すべて20℃で液状である。

1.AとB
2.BとC
3.CとD
4.C
5.D

いわゆる組み合わせ問題のタイプですので、
基本的には、A~Dの全部を判断することになりますが、
選択肢1~5を使って、消去法で正解を絞り込んでいくこともできる場合があります。

また、このタイプの問題にかかわらず、
判断しやすいところから、正誤判断していくのが効果的です。

今回は、A~Dについて「すべて」という語句から始まっています。
つまり、正誤判断するに当たっては、「原則と例外」について判断できれば、
良いということになり、例外があれば、その部分が誤りとなります。

そこで、A~Dまでの第4類の危険物の性状において、
例外が見られないのは、Dの「すべて20℃で液状である。」という点のみです。
他のA~Cについては、その性状に該当しない危険物があります。

したがって、正解は、選択肢5になります。

なお、2020年のブログとしては、最後の記事になります。
これをご覧いただいている方のなかには、受験生の方が多いと思います。

年末年始は、是非「受験生」として、良い年をお過ごしください。
これをもちまして少し早いですが、本年のご挨拶とさせていただきます。

年内最後は、
「第4類の共通事項」についてご紹介しましたが、
年明けも引き続き、「第4類の共通事項」についての過去問を
ご紹介していきたいと思います。

来年も引き続きよろしくお願いいたします。