危険物取扱者乙種4類講座の講師ブログ

特殊引火物に関する過去問⑤

みなさん、こんにちは。

フォーサイト専任講師の姥谷です。

前回は特殊引火物のうち「ジエチルエーテルに関する過去問」についてご紹介したので今回は、特殊引火物についての過去問のうち「酸化プロピレンに関する過去問」について見ていきたいと思います。

実は、過去問をご紹介するといったものの酸化プロピレンは、単独で丸々一問出題されることはありません(もちろん、今後絶対に無いとは言い切れませんが・・・)。

過去の出題実績でいえば、消火に関する問題や、他の危険物との知識の横断問題などで、選択肢の1~2つで出題されるレベルです。

今回は、そのためこれまでの五肢択一式では過去問をご紹介はしません。

では、何をお伝えしたいというかというと、すべての知識を網羅的におさえるのではなく、酸化プロピレンの知識については、余裕がなければ、後回しで良いということです。

この重要度の当たりをつけるためには、過去問演習がかかせません。危険物取扱者の試験も資格試験である以上、優先順位をつけて取り組むことが何より重要です。

完璧主義に陥ると合格がどんどん遠のいていきます。最短合格を目指すのであれば、しっかりとメリハリをつけて学習する必要があります。

酸化プロピレンは、「重合」して発熱し、火災・爆発の原因となります。本試験では、この「重合」というキーワードが問われますので、まずは、「重合」という言葉だけでも覚えておくと良いでしょう。

今回は、特殊引火物の過去問のうち「酸化プロピレンに関する過去問」についてご紹介しましたので、次回からは、「第1石油類」についてご紹介していきたいと思います。