みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の姥谷です。
前回は第1石油類のうちアセトンについてご紹介したので今回は、第1石油類のうち「ピリジン」について見ていきたいと思います。
ピリジンは、エチルアルコールの変性剤として用いられ、また金属イオン検出などの分析用試薬になり、以下のような特徴があります。
▪引火点が低い(20℃)
▪有毒な蒸気を発生する
▪悪臭がある
▪水より軽い(液比重が1より小さい)
▪水によく溶ける
前回ご紹介したとおり、主要な第1石油類のなかで、「水溶性」に区分されるのはアセトンとピリジンの2つになりますので、しっかりとこの点を押さえておいて下さい。
なお、ピリジンは、第1石油類のなかで酢酸エチルと同様に出題頻度が低いため、他の危険物の暗記が十分ではない場合は、後回しにするなど学習の優先順位をつけるのも良いでしょう。
今回は、第1石油類のうちピリジンについてご紹介しましたことにより、一通り第1石油類については取り上げたことになりますので、次回は、「第1石油類に関する過去問」についてご紹介していきたいと思います。