危険物取扱者乙種4類講座の講師ブログ

第1石油類に関する過去問①

みなさん、こんにちは。

フォーサイト専任講師の姥谷です。

前回は第1石油類のうち「ピリジン」についてご紹介したことにより、主要な第1石油類については一通り見たことになります。

そこで今回は、第1石油類の過去問のうち「ガソリンに関する過去問」について見ていきたいと思います。

自動車ガソリンの性状について、次のうち誤っているものはどれか。

1.燃焼範囲はおおむね1.4~ 7.6vol%である。

2.水と混ぜると、上層はガソリンに、下層は水に分離する。

3.引火点は−40℃以下である。

4.蒸気は空気より3~4倍重い。

5.自然発火しやすい。

ガソリンの発火点は約300℃であるため、常温常圧では自然発火しません。自然発火のおそれがあるのは、動植物油類のうち乾性油です

選択肢の3にある通り、ガソリンの引火点は-40℃以下と低く、危険性が高いということは、以前にご紹介した通りですが、危険性が高いといっても自然発火しやすいかというと、そうではありません。

ガソリンは、第1石油類のなかでも出題頻度が高いため、過去問でしっかりとその性状を暗記するようにして下さい。

今回は、第1石油類の過去問のうち「ガソリンに関する過去問」についてご紹介しましたので、次回は、第1石油類の過去問のうち「ベンゼンに関する過去問」についてご紹介していきたいと思います。