危険物取扱者乙種4類講座の講師ブログ

テレピン油とは

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の姥谷です。

前回は、第2石油類のうち「スチレン(スチロール)」についてご紹介しましたので、今回は、第2石油類のうち「テレピン油」について見ていきたいと思います。

テレピン油は、塗料やワニスなどの溶剤として利用される他、美術の分野では油絵具の薄め液や画用液などに用いられており、以下のような特徴があります。

▪淡黄色である
▪引火点は35℃である
▪油脂や樹脂をよく溶かす
▪水に溶けない(非水溶性)
▪水より軽い(液比重が1より小さい)
▪アルコールに溶ける
▪蒸気比重が第4類危険物の中で最も大きい(蒸気比重は4.7)

テレピン油は前回ご紹介したスチレン(スチロール)と同じように出題頻度が低いため、他の第2石油類の危険物の暗記がまだ十分でなければ、後回しで良いと思います。

今回は、第2石油類のうち「テレピン油」についてご紹介しましたので、次回は、第2石油類のうち「酢酸」についてご紹介していきたいと思います。