危険物取扱者乙種4類講座の講師ブログ

第2石油類に関する過去問④

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の姥谷です。

前回は、第2石油類過去問のうち「軽油」についてご紹介しましたので、今回は、「第2石油類の過去問」のうち、「クロロベンゼン」について見ていきたいと思います。

クロロベンゼンの性状について、次のうち誤っているものはどれか。

1.蒸気比重は1より大きい。
2.有機溶剤や水によく溶ける。
3.無色透明の液体である。
4.特異な臭いがある。
5.比重は1より大きい。

それでは、以下の通り、各選択肢を解説していきたいと思います。

1.蒸気比重は、3.9で1より大きいです。
2.有機溶剤にはよく溶けますが、水には溶けません
3.4.無色透明の液体で特有の臭気があります。
5.比重は1.1で1より大きいです。

よって、誤っているものは2です。

すでにご紹介している通り、性状の科目においては、水に溶けるか溶けないかは、本当によく出題されるポイントです。

第2石油類においては、酢酸に代表されるように「○酸」と最後に酸がつくものが水溶性ということは、覚えておくと良いでしょう。

今回は、第2石油類の過去問のうち「クロロベンゼン」についてご紹介しましたので、次回は、「第2石油類の過去問」のうち「キシレン」についてご紹介していきたいと思います。