危険物取扱者乙種4類講座の講師ブログ

第3石油類とは

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の姥谷です。

前回は、アルコール類の過去問のうち「2-プロパノール」についてご紹介したことにより、アルコール類の過去問については、一通りご紹介したことになるので、今回から「第3石油類」について見ていきたいと思います。

まず、知識の確認ですが、第4類の危険物については、前回までご紹介してきたアルコール類を除いて、主として引火点の高低によって、細分化されていました。

第3石油類とは、1気圧において引火点が70℃以上200℃未満の引火性液体を指します。ただし、可燃性液体量が40%以下のものは除かれます。

しっかりと「引火点が70℃以上200℃未満」という点は、各物品を見ていくうえで押さえておいてください。

なお、第3石油類は、重油、クレオソート油、アニリン、ニトロベンゼンのような非水溶性の危険物とエチレングリコールやグリセリンのような水溶性の危険物があります。

本試験における出題頻度で言うとこの中では、「重油」が高くなりますので、中心に暗記してほしいところです。

今回、「第3石油類の総論」についてご紹介しましたので、次回からは第3石油類のうち「重油」についてご紹介していきたいと思います。