みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の姥谷です。
前回は、第３石油類の過去問のうち「クレオソート油」についてご紹介しましたので、今回は第３石油類に関する過去問のうち「グリセリン」について見ていきたいと思います。
グリセリンの性状として、次のうち誤っているものはどれか。
１．２価のアルコールで、刺激臭のある無色の液体である。
２．エーテル、ベンゼンには溶けにくい。
３．吸湿性を有している。
４．引火点は、100℃以上である。
５．比重は、水より大きい。
それでは、選択肢のいくつかを見ていきます。
グリセリンは3価のアルコールで、甘みのある無色無臭の液体です。よって、選択肢１が誤りになります。
３価のアルコールという点で誤りと判断もできますし、甘みのある無色無臭とう点で誤りと判断することもできます。
引火点は160～199℃であるため、選択肢４は、正しいです。また、比重は水より重く1.3であるため、選択肢5も正しいです。
今回第３石油類の過去問のうち「グリセリン」についてご紹介しましたので、次回は第３石油類に関する過去問のうち「横断問題」についてご紹介していきたいと思います。
