危険物取扱者乙種4類講座の講師ブログ

第4石油類の過去問②

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の姥谷です。

前回は、「第4石油類の過去問」についてご紹介しましたので、今回も「第4石油類の過去問」について見ていきたいと思います。

引火点の低いものから高いものの順になっているものは、次のうちどれか。ただし、ガソリンは自動車ガソリンとする。

1. 灯油⇒ ガソリン⇒ エタノール⇒ ギヤー油
2. ガソリン⇒ 灯油⇒ エタノール⇒ ギヤー油
3. エタノール⇒ ガソリン⇒ ギヤー油⇒ 灯油
4. ガソリン⇒ ギヤー油⇒ エタノール⇒ 灯油
5. ガソリン⇒ エタノール⇒ 灯油⇒ ギヤー油

引火点の低いものから高いものの順に並べると、ガソリン(-40℃)、エタノール(13℃)、灯油(40℃)、ギヤー油(200~250℃)となります。よって、正解は5になります。

他の危険物の出題では見られないパターンですが、第4石油類が関係してくる場合には、引火点の高低が問われることがあります。

そもそも引火点の高低は、第4類の危険物を主として区別するポイントでした。よって、その危険物がいずれに分類できるかが分かれば、具体的な引火点が分からなくても、ある程度、選択肢を絞ることができます。

まず、ガソリンの引火点が最も低く、第4石油類であるギヤー油の引火点が最も高いということで選択肢は2か5のいずれかに絞り込むことは難しくないと思います。

今回は「第4石油類の過去問」についてご紹介しましたので、次回は「動植物油類」についてご紹介していきたいと思います。