危険物取扱者乙種4類講座の講師ブログ

基礎的な物理学及び基礎的な化学とは

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の姥谷です。

前回までは、「事故事例と対策に関する過去問」について一通りご紹介しましたので、今回からは科目が変わり「基礎的な物理学及び基礎的な化学」について見ていきたいと思います。

一口に危険物取扱者といっても、取り扱うことができる危険物によって、甲種・乙種・丙種の3種類に分かれてきます。

取り扱うことができる危険物の範囲は、甲種>乙種>丙種になってきます。甲種はすべての危険物、乙種は1類から6類の危険物の各種、丙種は4類のうちの一部となるため、単純に乙種>丙種とは言えないかもしれませんが、試験の難易度は、甲種>乙種>丙種といって良いかと思います。

この試験の難易度の差を左右するのが今からご紹介していく科目です。
甲種では「物理学及び化学」、乙種では「基礎的な物理学及び基礎的な化学」、丙種では「燃焼及び消火に関する基礎知識」となっており、基礎的な物理学及び基礎的な化学には、燃焼及び消火に関する基礎知識が含まれていますので、試験の範囲は、甲種>乙種>丙種となります。

危険物取扱者は、資格試験の分類でいうと一応、理系資格に分類されるのは、この科目が関係してくるためです。内容としては危険物を取り扱う上で必要となる、燃焼、消火、物理及び化学知識になります。

文系の人にとって、決して馴染みがあるのもではないかもしれませんが、このブログでご紹介していくのは、乙種4類で試験科目は「基礎的な物理学及び基礎的な化学」となります。

「基礎的」というのは、中学校で学習する範囲+αといった程度で、決して難解なものではありませんので、対策を怠らなければ、10問中6問という基準点を得点することは、十分可能です。

今回は「基礎的な物理学及び基礎的な化学」の概要について、ご紹介しましたので、次回からは、「燃焼の基礎」についてご紹介していきたいと思います。