危険物取扱者乙種4類講座の講師ブログ

燃焼の区分とは③

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の姥谷です。

前回は、「燃焼の区分」のうち気体についてご紹介しましたので、今回は燃焼の基礎の「燃焼の区分」のうち関連知識について見ていきたいと思います。

○完全燃焼と不完全燃焼
完全燃焼とは、空気(酸素)が十分な状態での燃焼をいいます。一方、不完全燃焼とは、空気(酸素)が不十分な状態での燃焼をいいます。有機物の燃焼は、酸素の供給が不足すると一酸化炭素を発生し、不完全燃焼となります。

○炎色反応
アルカリ金属やアルカリ金属土類、銅などを無色の炎の中へ入れると、炎がその物質特有の色を示す反応を炎色反応といいます。

この炎色反応ですが、元素によってその炎の色が異なるという特徴があります。
元素の種類は、多いですが、出題頻度の点から、以下の2種類の元素を押さえておいてください。

・ナトリウム(元素記号Na):黄色(炎の色)
・ストロンチウム(元素記号Sr):深紅(紅)色(炎の色)

今回は燃焼の基礎の「燃焼の区分」のうち関連知識について、ご紹介しましたので、次回は、燃焼の基礎のうち「燃焼の難易」についてご紹介していきたいと思います。