危険物取扱者乙種4類講座の講師ブログ

燃焼の基礎に関する過去問⑥

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の姥谷です。

前回は、「燃焼の基礎に関する過去問」についてご紹介しましたので、今回も引き続き「燃焼の基礎に関する過去問」について見ていきたいと思います。

引火および発火等の説明について、次のうち誤っているものはどれか。

1.同一の可燃性物質においては、一般的に発火点の方が引火点より高い数値を示す。
2.発火点とは、可燃性物質を空気中で加熱したときに火源なしに自ら燃焼し始める最低の温度をいう。
3.燃焼点とは、燃焼を継続させるのに必要な可燃性蒸気が供給させる温度をいう。
4.引火点とは、可燃性液体が燃焼範囲の上限値の濃度の蒸気を発生するときの液体の温度をいう。
5.同一の可燃性物質においては、一般的に燃焼点の方が引火点より高い数値を示す。

引火点とは、可燃性液体が燃焼範囲の上限値ではなく下限値の濃度の蒸気を発生するときの液体の温度をいいます。
よって、誤っているものは選択肢4になります。

選択肢2~4はすべて、○○とは~という形でその定義が問われています。問題を解く上でその用語が何を示しているのかというのは、前提知識になりますので、この部分をおろそかにしないように注意してください。

また、発火点・燃焼点・引火点というのは、知識が混同しやすいところになりますので、3つの違いを明確にしておくようにしてください。

今回は「燃焼の基礎に関する過去問」について、見ていきましたので引き続き「燃焼の基礎に関する過去問」についてご紹介していきたいと思います。