危険物取扱者乙種4類講座の講師ブログ

燃焼の基礎に関する過去問⑦

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の姥谷です。

前回は、「燃焼の基礎に関する過去問」についてご紹介しましたので、今回も引き続き「燃焼の基礎に関する過去問」について見ていきたいと思います。

自然発火に関する次の語句の組合せとして、次のうち誤っているものはどれか。

1.キリ油・・・・・・・・・・・・・・・酸化熱
2.ニトロセルロース・・・・・・・・・・分解熱
3.石炭・・・・・・・・・・・・・・・・酸化熱
4.アルキルアルミニウム・・・・・・・・低発火点
5.原綿・・・・・・・・・・・・・・・・吸着熱

5.原綿は、酸化熱によって自然発火するおそれがあるため、選択肢の5.が誤りとなります。

なお、4.第3類危険物に属するアルキルアルミニウムの中には、氷点下以下でも空気と酸化反応を起こして自然発火するものがあります。

試験自体は、第4類の試験でも、基礎的な物理学及び基礎的な化学の科目においては、危険物の種類を問わず、広く問われることもあります。

今回の問題のように、「誤っているものはどれか」という問題については、正誤判断が確実にできる選択肢から検討すると良いでしょう。

知らない選択肢が出てきても消去法で対応するようにしてください。

今回は「燃焼の基礎に関する過去問」について、見ていきましたので引き続き「燃焼の基礎に関する過去問」についてご紹介していきたいと思います。