みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の姥谷です。
前回は、「消火の基礎」について一通り、ご紹介しましたので、過去問をご紹介する前に
「本試験の実施状況」についてご紹介していきたいと思います。
危険物取扱者の試験は、4月から翌年の3月までを1年として、受験者数等の統計を出しています。
乙種4類の令和4年度の受験者数は、223,009人であり、令和3年度の受験者より少し減少しているもののそれほど変わらない状況です。
以前のようにコロナの影響も、ほとんどなくなり、また例年通りに戻ってきているようです。
しかし、合格率は、令和4年度の合格率は、31.5%であり、以前と比べると合格率が低くなってきています。令和3年度の合格率が36.0%だったことを考えると、昨年度の合格率を下回っています。
危険物取扱者の試験は、誰かと競う試験ではなく、危険物取扱者としての職務を行うに足りる基本的な知識を問う試験です。
このことは、多少、受験する回によって、難易度の変化があるとしても、3科目それぞれにおいて60%以上の得点を獲得することによる合格できることにも表れていると思います。
危険物取扱者の試験は、暗記要素が強いため、ある程度まとまった学習時間が必要になりますが、それほど長期間学習しなくても、集中して取り組めば合格できる試験です。
今回は「本試験の実施状況」について、ご紹介しましたので、次回からは「消火の基礎に関する過去問」についてご紹介していきたいと思います。