危険物取扱者乙種4類講座の講師ブログ

「引火性液体」とは

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の姥谷です。

前回まで、「乙4」の概要をご紹介しましたが、今回は、「乙4」について少しほり下げて見ていきたいと思います。

まず、第4類は、引火性液体であるということは、以前ご紹介した通りですが、それでは、そもそも「引火性液体」とは、何なのかというと、次のように定義されています。

引火性液体とは、液体(第3石油類、第4石油類及び動植物油類にあっては、一気圧において、温度20℃で液状であるものに限る。)であって、引火の危険性を判断するための政令で定める試験において引火性を示すもの

いきなり堅い話になりましたが、これは、消防法という法律が関係してくるためです。
この消防法では、さらにこの第4類を次のように細かく7つに分類しています。

特殊引火物
第1石油類
アルコール類
第2石油類
第3石油類
第4石油類
動植物油類

危険物取扱者の試験においては、「危険物に関する法令」という科目があります。
危険物は、我々の生活にとって有用な物ですが、一歩取扱いを誤ってしまうと大惨事になります。

そこで、危険物を取り扱う知識となる各種ルールが「危険物に関する法令」という科目で問われることになります。

以上、全3回を通して「乙4」とは何かについて簡単にご紹介しましたが、次回からは、「危険物に関する法令」をはじめとした危険物取扱者の試験内容について見ていきたいと思います。