みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の姥谷です。
前回までは、学習方法のうち三無い原則についてご紹介しましたが、今回は、その三無い原則について少し掘り下げて見ていきたいと思います。
「三無い原則」とは、以下の3つです。
⓵細部にこだわりすぎない。
⓶理解しようとしすぎない。
⓷勝手に事例を考えない。
上記は、危険物取扱者の試験に短期間で受かるための三無い原則です。
「危険物取扱者の試験」と書きましたが、この三無い原則は、多くの試験に当てはまると思います。
⓵細部にこだわりすぎない。
これは、極端な例で言うと、テキストの一言一句を丸暗記しようとして、一寸でも引っかかるところがあると立ち止まってしまい前に進めない場合です。
→解決策としては、「過去問」を見てそのテーマに関する知識がどのくらいの頻度で、出題されているかの感覚を身に付ける。
⓶理解しようとしすぎない。
これは、試験の特性でいうと、暗記事項が多いため、計算問題など一部を除いて、理解よりも暗記が優先になります。
→解決策としては、「過去問」を見てそのテーマに関する知識がどの程度のレベルで、出題されているかの感覚を身に付ける。
⓷勝手に事例を考えない。
これは、学習が進んでくると「この場合は、どうなるのか」とあれこれ想像してしまうことがあります。
→解決策としては、「過去問」を見てそのテーマに関する知識がどういった切り口で、出題されているかの感覚を身に付ける。
以上、3つの点を集約すると「過去問」の重要性が浮かび上がってきたと思います。
「過去問」こそ最高の学習ツールであり、これを使い、本試験までに何回転もして知識を定着させることが重要になります。
次回も引き続き、危険物取扱者の学習方法について見ていきたいと思います。