危険物取扱者乙種4類講座の講師ブログ

問題の解き方

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の姥谷です。

前回は、問題の切り口についてご紹介しましたが、今回は、「問題の解き方」について見ていきたいと思います。

問題は以下のようなかたちで、動植物油類の定義を問う問題でした。

法別表第1で定める動植物油類について、次の文の( )内のA及びBに当てはまる語句
の組合せとして、正しいものはどれか。
「動植物油類とは、動物の脂肉等又は植物の種子若しくは果肉から抽出したものであって、1気圧において( A )が( B )未満のものをいい、総務省で定めるところにより貯蔵保管されているものを除く。」

解答として、Aには、「引火点」 Bには、「250℃」が入ります。

ヒントになるものは、以前にご紹介した第4類危険物は、主として引火点の違いによって特殊引火物から動植物油類の7つに分類されるという内容を思い出してもらったらAに入る語句は、分かったのではないかと思います。

また、前回、お伝えしたように本来は、この問題は、表があり、Aに入る語句とBに入る語句の組合せが示されています。
引っ掛けとして、引火点ではなく、「発火点」という誤った選択肢が出題されていますので、注意が必要です。

問題の解き方としては、自分がインプットした知識がどのように問われているのかを繰り返し演習することで体感するのが最適です。
これが、組合せ問題ではなく、通常の選択肢の形式で出題されても、目を光らすポイントは、AとBの部分になります。
正誤判断する決め手は、どこかを常に意識して、普段から演習しておくと、出題形式が変わっても問われているポイントが同じであれば、正解できるはずです。

次回は、「危険物取扱者」についてご紹介したいと思います。