危険物取扱者乙種4類講座の講師ブログ

危険物施設保安員とは

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の姥谷です。

前回は、危険物保安統括管理者についてご紹介しましたが、今回は、「危険物施設保安員」について見ていきたいと思います。

これまで人に関する規制ということで危険物取扱者等見てきましたが、最後に「危険物施設保安員」を取り上げたいと思います。

会社のポジションで言うと「危険物保安統括管理者」=工場長、「危険物保安監督者」=課長、「危険物施設保安員」=主任という上下関係で三者をイメージしていただれば分かりやすいと思います。

危険物施設保安員は、危険物保安監督者の下で保安のため、以下のような業務を行います。

⓵施設の維持のための定期点検、臨時点検の実施、記録及び保存
⓶施設の異常を発見した場合の危険物保安監督者等への連絡等。

なお、危険物施設保安員については、選任時・解任時の市町村長等への届出義務が無い点が、危険物保安監督者や危険物保安統括管理者と異なるため、要注意です。

その他、危険物施設保安員になるためには、特段、資格は要求されていない点も危険物保安監督者と比較して押えておきたい点です。

これまで、「人に関する規制」を見てきましたが、今回をもちまして一通りの内容についてご紹介してきました。

次回は、一旦、学習内容をはなれて「試験に関するインフォメーション」があります。