危険物取扱者乙種4類講座の講師ブログ
物質の分類とは①

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の姥谷です。

前回は基礎的な化学のうち「物質」についてご紹介しましたので、今回は基礎的な化学のうち「物質の分類」をご紹介していきたいと思います。

物質は、純物質と混合物に大きく分けられます。さらに純物質は、単体と化合物に分けられます。

純物質と混合物

純物質は、単一の物質から成るもので、一定の化学組成を持ちます。一方、混合物は、2種類またはそれ以上の物質が混じり合ったもので、それぞれの物質が結合せずに存在します。

混合物の例としては、空気海水(食塩水)の他、ガソリン、灯油、重油などの炭化水素から成る各種石油類があります。

単体と化合物

単体は、純粋な物質で1種類の元素のみから成っているため、それ以上分解することはできません。単体の例としては、炭素、硫黄、リン、酸素、鉄などがあります。単体は、物質によって1種類だけのこともありますが、同素体が存在するものもあります

これに対して、化合物は、2種類以上の元素から成る物質です。化合物の例としては、二酸化炭素、食塩(ナトリウムと塩素)、エタノール(炭素、水素および酸素)、水などがあります。

すでに何回かお伝えしていますが、「分類」というと何を基準としているのかが重要になりますので、その基準をしっくりとおさえておいてください。

また、試験対策としては、「混合物に該当するものはどれか」というにそれぞれの例を対応させることが必要になってきます。
今回は基礎的な化学のうち「物質の分類」についてご紹介しましたので、次回も引き続き基礎的な化学のうち「物質の分類」についてご紹介していきたいと思います。