危険物取扱者乙種4類講座の講師ブログ
物質とは①

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の姥谷です。

前回は基礎的な化学のうち「学習内容等」についてご紹介しましたので、今回は基礎的な化学のうち「物質」をご紹介していきたいと思います。

危険物取扱者の試験においては、物質の単元では、物質の変化、物質の分類、金属の特性について、出題されます。
今回は、物質の変化についてご紹介したいと思います。

物質の変化には、物理変化化学変化の2つがあります。両者の違いは、化学的な組成の変化を伴い「異なる物質になるか否か」という点にあります。

物理変化は、物質の三態変化、潮解、風解、溶解など形、状態が変化するのみで同一の物質のままで別の物質に変化しません。

一方、化学変化は、酸化、分解、中和などの化学反応により、別の物質に変化します。

物理変化:物質の形、状態が変化することをいいます。
ニクロム線は電気を通じると赤熱するなどその他の例としては、以下のようなものがあります。

▪ドライアイスが二酸化炭素(気体)になる
▪氷が水になる
▪鉛を加熱すると溶ける

ここでは、物理変化の特徴をおさえるとともに具体例をしっかりと結び付けられるようにしておいてください。

今回は基礎的な化学のうち「物質」についてご紹介しましたので、次回も引き続き基礎的な化学のうち「物質」についてご紹介していきたいと思います。