公務員試験対策講座の講師ブログ
氷河期向け数的処理を解いてみた

先月のブログで氷河期向け採用試験についての対応を検討しました。
そこでは問題は載せていましたが、きちんと解説せず、比較だけでしたので今回はもう少し突っ込んでみたいと思います。
受験を検討されている方にレベル感、学習の指針として参考にしていただけると幸いです。

いわゆる旅人算の「出会う」パターンですね。

分速30mのaが出発して1分後にb地点で出会ったので、b地点の場所はa地点から30mです。
その時、Aの歩いた距離はBの0.2倍だったとのことですから、Bの進んだ距離がここから導けますね。

Bの距離×0.2=Aの距離

なので、
Bの距離×0.2=30m
よって、Bの距離=150mだと言えます。

さて、これで1週分の距離がわかりますね。
Aが30m、Bが150m歩いてすれ違ったことから、1週分の距離は30m+150m=180mとなります。
いったんBの速さを出しておきましょう。
Bが出発し、その2分後にAが出発しているわけですから、BとAがすれ違うのはBの出発から3分後です。
その間に150m歩いているので、距離÷時間=速さにあてはめて150÷3=分速50mといえます。

さあ、それでは質問に答えていきましょう。
2人が再びすれ違うのはいつ?という質問でした。
これすなわち、2人合わせて一周分進むのいつ?という質問だと解釈すれば、1分で30m進むAと同じく50m進むBですから、1分では80m進むことになります。
つまり、2人合わせると1分で80m進む=分速80mと考えれば、あとは距離÷速さ=時間にあてはめることで

使う知識は①速さの基本式、②単位の変換、③「出会う」の公式の理解でした。
本問は公務員試験で「初級」と銘打った参考書で対応できるレベルです。